蝶に触れると死に、人は赤く照らされる 470台のプロジェクターを使ったミュージアムに行ってきた

蝶に触れると死に、人は赤く照らされる 470台のプロジェクターを使ったミュージアムに行ってきた

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こんにちは! メルカリの研究開発組織「R4D」でロボット領域のプロデューサーをしている太田智美(@tb_bot)です。

森ビルとチームラボが共同で運営する「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス」(6月21日〜)の内覧会に行ってきました。同ミュージアムは、1万平方メートルに約50作品展示されたデジタルアート空間。520台のコンピューターと470台のプロジェクターが用いられています。

 

触れると死んでしまう蝶

暗い会場内を歩き、まず目に飛び込んでくるのが壁一面に描かれる光る花の森。人が花や蝶に触れると命が散ってしまうといったインタラクションが楽しめます。作品は、事前に用意した映像を再生しているのではなく、プログラムによってリアルタイムで描かれています。

 

まっすぐに歩けない不思議な空間

止まっているはずなのにだんだんと人が近づいてくる、でも近くにはこない――そんな不思議な空間があります。背景の映像によって止まっているはずの人が右回りに近づいてくるように見えたり、左回りに回っているように見えたりする不思議な場所です。止まっているはずのものが動いて見えることで錯覚を起こし、しばらくその空間にいるとまっすぐに歩くことも難しくなります。

人だけ「赤く」照らされる

青いライトが全体を照らす中、人だけ赤く照らされる部屋があります。仕組みは、人が動くと赤いライトが追従し、結果的に人だけが赤く映し出されるというもの。「人が赤く照らされる」という異様な光景が、異常なほど脳裏に焼き付きます。

振り向く絵

廊下では肖像群が空間を歩きます。肖像群の中にはカエルや人のようなものがあり、通常は進行方向を向いて歩いています。ところが、手を触れると顔をこちらにゆっくりと向けてくるのです。

お茶に花が咲く「カフェ」

お茶碗の中に何もないときは何も起こらず、お茶が注がれた瞬間にその液体の上に花が映し出されるカフェ。お茶碗を動かすと花が散り、お茶が残っていればまた花が咲きます。水面の大きさをセンシングし、残りのお茶の量によって花の大きさを変化させているようです。

 

今回は印象に残った5つの作品を紹介しましたが、他にもスマートフォンアプリと連動した作品や体の動きを使った作品、リアルな物を動かすことで変化する作品など多くの作品に触れることができ、全部じっくりと見て回るには2時間あっても足りないくらいでした。実はこれら作品全てに、哲学や科学が隠れているのも、おもしろさの1つです。