ドローンで彩る東京五輪の空。インテルが魅せる集団飛行のテクノロジー

ドローンで彩る東京五輪の空。インテルが魅せる集団飛行のテクノロジー

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オリンピックで楽しみなのは、各競技もさることながら、やはり開会式や閉会式に繰り広げられるイベント。

2016年のリオオリンピックの閉会式では、Perfumeのコンサート演出などを手掛けるライゾマティクスの「ARアニメーション」に、世界が注目しました。そして2020年の東京オリンピックでも、開会式のイベントには多くのテクノロジーが注ぎ込まれると言われています。

先の平昌オリンピックでも飛んだインテルのドローン編隊飛行テクノロジーもそのひとつです。

平昌オリンピックでも飛んだインテルのドローン編隊飛行テクノロジー[1]

平昌オリンピックで飛んだ1000台以上のドローン 

今年2月に韓国にて開催された平昌五輪では、開会式と閉会式で1200機以上のドローンによる幻想的な演出が行なわれました。

これは、パソコン用チップを製造しているインテルの「シューティング・スター」(Shooting Star)というドローン技術を利用したもので、パソコンによる遠隔操作で、多数のドローンが自律飛行しました。

インテルの「シューティング・スター」技術

では、この「シューティング・スター」はどのような技術が使われているのでしょうか。

通常のドローンでは機体とパイロットが1対1で操縦を行ないますが、「シューティング・スター」ではたった1台のノートパソコンを使い、複数のドローンを同時に制御します。

複数のドローンを同時制御[1]

「シューティング・スター」のドローンは4つのロータを備え、全長は約30cmで重量300g未満と軽量に作られています。また機体には複数色で発光できるLEDライトも装着され、40億色もの演出が可能なのです。

実際に使われたドローン[1]

そして実際の飛行では、ドローン1機ずつの飛行位置を指示するのではなく、全体の飛行経路を支持します。するとドローンがお互いに衝突しないようにうまく隙間を作りながら、飛行するのです。

ドローンがお互いに衝突しないようにうまく隙間を作りながら飛行[1]

なお平昌冬季5輪でのショーは他の地域よりも大幅に低い気温、そして強い風など、厳しい条件下で行われました。

このような条件でも問題なくドローンを飛ばすため、オリンピック前には入念なテストが行なわれたことが伝えられています。

ドローンを使えばこんな演出も可能[1]

さらにインテルは通常の「シューティング・スター」とは別に、小型ドローンを利用し屋内でも飛ばせる「シューティング・スター・ミニ」も発表しています。

こちらでも最大100機までのドローンが飛ばせるとのことで、いずれショーなどで見かけることがあるかもしれません。

東京五輪でも披露

そして、インテルはこのシューティング・スターを東京五輪でも披露すると言われています。

具体的なイベント計画はまだ明かされていませんが、もしこれが実現すれば、東京五輪でも数多くのドローンがイベントを幻想的に演出することでしょう。

また、NTTドコモも、LEDライトを搭載したドローンによるディスプレイ展示をすると報じられています。

一足先にシューティング・スターを楽しもう

このシューティング・スターは、2017年に国内アミューズメント施設である「ハウステンボス」でも実施されました。

今後も、日本や世界各地で展示される機会がありそうです。
そのときは、東京五輪の予習として、シューティング・スターを鑑賞してみてはいかがでしょうか。

Intelの50周年アニバーサリーのときもドローンが宙を飛んだ[1]


source:
[1]Intel Drone Light Show Breaks Guinness World Records Title at Olympic Winter Games PyeongChang 2018 ©Intel Corporation