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東大メルカリサロンを開催 〜循環型経済を実現する新たな実証研究やコラボレーション方法を検討〜

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mercari R4Dと東京大学インクルーシブ工学連携研究機構(略称:RIISE)は、社会連携研究部門「価値交換工学」の関係者が集まるサロン(研究交流会)を2023年1月に実施しました。この記事では、その様子をお届けします。

今回のサロンでは「それぞれの立場から捉えるUXとCircularEconomy(循環型経済)」というテーマで、メルカリ UX Resercherの@keiny、RIISEのShareWelプロジェクトリーダー・柳澤秀吉准教授、プロジェクトメンバー・Ari Hautasaari特任准教授、木見田康治特任講師、松下旦氏が議論を行いました。

議論パートの前に、プロジェクトチームからShareWelの紹介がありました。
https://sharewel.riise.u-tokyo.ac.jp/

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ShareWelは、「モノと知の循環を通じてwell-beingを実現する」ことを目指して開発された東京大学発のサービスであり、大学内の不要になった什器や本のリユースやシェアリングを対象として、サービスに関する様々なアイデアの試行と検証が可能なプラットフォームです。

本プロジェクトは、価値交換工学の活動の一環としてサービス運営を行うと同時に、そのプラットフォーム内で感性設計学、循環型経済、マーケットデザイン、コミュニケーション等の実証的な研究を進めていきます。

次のディスカッションパートでは、先に紹介された「ShareWel」を例に、R4DとRIISEのコラボレーションや研究アイデアの議論が膨らみました。

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RIISEメンバーからは、メルカリサービスのこれまでの試行錯誤に関する質問が続きました。メルカリ側からは、アプリケーション内の機能が豊富になってサービスが複雑になっても、UXをシンプルに保つことが重要であるといった知見が共有されました。他にも、サービスの大胆な機能実装やA/Bテスト検証をShareWelで試してみたい、様々なShareWelに関するアイデアをメルカリメンバーに求めたいなどコメントがあり、双方向の知のフィードバックをデザインしていくことにも期待が寄せられました。

今後も、R4DとRIISEは、「価値交換」に関して既存の学問の枠に囚われることなく幅広く研究することで、世界中の人々がフェアでスムーズな価値交換を行うことが可能な社会の実現を目指し、研究に取り組んでいきます。

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