メルカリデータセットの提供

昨今、個人の生活の質の向上や社会課題を解決する上で、データの利活用を進めることの重要性が高まっています。アカデミアでは、AIやビッグデータなどの研究領域を中心に、データを活用した研究活動が活発化してきています。このような研究の現場では、現実社会で活用可能な研究成果を創出するために、実データを利用したいというニーズが高くあります。

メルカリは2023年2月現在、月間利用者2,226万人のフリマアプリ「メルカリ」上の出品情報、写真、コメントなど、CtoC(個人間取引)の二次流通市場における大規模なデータを持っています。R4Dでは、こうした実際のデータを個人情報保護法を遵守しプライバシーに配慮したうえで、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)と連携して研究目的で学術研究機関向けにデータセットとして提供することにしました。これにより、産学連携の促進、新たな研究コミュニティの創出、人材育成などに貢献できることを期待しています。

メルカリデータセットの概要

期間

2020年1月〜12月(随時更新予定)

内容

  • アプリ上に公開されている商品データ(出品状態,商品名,商品の説明,販売価格,カテゴリ,商品の状態,サイズ,ブランド,送料の負担,発送の方法,発送元の地域,発送にかかる日数,いいね!の数,コメントの数,出品日時,更新日時)
  • 各商品ページにて公開されているコメントデータ
  • 各商品ページにて公開されている画像データ(対象全商品のサムネイル画像/一週間分のオリジナル画像)

※コメントデータは、購入前にお客さま同士でやりとりできるデータであり、アプリ上で誰でも閲覧が可能なものに限定されます。個人を特定する情報や非公開情報は含まれません。

mercari data sets

利用・申し込み方法

本メルカリデータセットの利用は、学術研究目的に限っており、利用申請に基づく審査を経て許可をした大学および公的研究機関にのみ、NIIの事業である「情報学研究データリポジトリ(IDR:Informatics Research Data Repository)」を通じて提供いたします。

申し込み方法の詳細はこちらよりご確認ください。

https://www.nii.ac.jp/dsc/idr/mercari/

その他、メルカリデータに関するご意見はお問い合わせフォームよりご連絡ください

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