工藤 郁子(⼤阪⼤学 社会技術共創研究センター 特任准教授)、太田 叡(株式会社メルカリ 経営戦略室 政策企画)、齋藤 良和(株式会社メルカリ 経営戦略室 政策企画)、岸本 充生(⼤阪⼤学 D3 センター/社会技術共創研究センター 教授)が執筆したELSI NOTE No.58「企業の公共的活動と価値の接続:Mercari Educationを例として」が公開されました。
※執筆者の所属・肩書は2025年06⽉30日時点
※本ノートの作成は、⼤阪⼤学 社会技術共創研究センター(ELSI センター)とメルカリの研究開発組織「R4D」との共同研究の⼀環として⾏ったものです。
全文はこちらから:https://elsi.osaka-u.ac.jp/research/4005
*ELSI NOTEとは、大阪大学ELSIセンターの刊行物で、国内外のELSIに関する研究・実践活動の最新動向を紹介しています。
*ELSI:Ethical, Legal and Social Issuesの頭文字をとったもので、倫理的・法的・社会的課題を意味します。
ELSI NOTE 「企業の公共的活動と価値の接続:Mercari Educationを例として」の概要
(こちらより抄録を引用)
本研究では、株式会社メルカリが学校教育現場と連携して実施する教育活動「Mercari Education」について、企業内部でどのように理解・評価されているかを、共通価値の創造(CSV)の視点から分析した。⽂部科学省からメルカリへの研修派遣者を共同研究者としてロジックモデルの作成・更新を⽀援し、外部有識者へのインタビュー結果も踏まえて、社会的価値と経済的価値の接続を試みた点に特徴がある。本ケーススタディで⽰された企業内部のロジックを理解することは、教育⾏政の担当者にとって、官⺠連携をより持続可能で効果的に推進することに貢献する。
執筆者のコメント
⼯藤 郁⼦ (⼤阪⼤学 社会技術共創研究センター 特任研究員)
⽂部科学省から株式会社メルカリに研修派遣されていた太田さんと共同研究できたことは、とてもユニークな体験でした。太田さんの視点は、教育行政において官⺠連携の在り方を考える上で参考になると思います。また、インタビューにご協力いただき、示唆深いコメントをたくさんくださった有識者の皆さまに改めて感謝を申し上げます。そして、⻑期的価値に関するヴィジョンとコミットメントをもって、公共的活動を推進し続けている企業経営層の皆さまに敬意を表します。
※本研究に関するお問い合わせは、R4D Web内コンタクトページよりお願いいたします。