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R4Dリサーチャー・藤原が電子情報通信学会「HCGシンポジウム2023」において最優秀インタラクティブ発表賞を受賞

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「HCGシンポジウム2023」で最優秀インタラクティブ発表賞を受賞

mercari R4Dリサーチャー・藤原が、「HCGシンポジウム2023」において最優秀インタラクティブ発表賞を受賞しました。共同で研究を行っているAri Hautasaari氏(東京大学 大学院情報学環・特任准教授)と中條 麟太郎氏(東京大学 大学院学際情報学府・修士課程)の3人での受賞となりました。

同シンポジウムは、電子情報通信学会ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)主催で12月11日(月)〜12月13日(水)に行われました。

  • 受賞名
    • 電子情報通信学会HCGシンポジウム2023 最優秀インタラクティブ発表賞
  • 受賞者
    • 藤原 未雪(mercari R4D)、Ari Hautasaari(東京大学 大学院情報学環・特任准教授)、中條 麟太郎(東京大学 大学院学際情報学府・修士課程)
  • 発表タイトル
    • 相手に求めるコミュニケーションスタイルの提示がフリマアプリにおける価格交渉のやり取りに与える影響

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受賞した研究は、メルカリ・東京大学の包括連携プロジェクト「価値交換工学」に所属するAri Hautasaari氏(東京大学 大学院情報学環・特任准教授)、中條 麟太郎氏(東京大学 大学院学際情報学府・修士課程)との共同研究です。フリマアプリのコメント欄において、相手に求めるコミュニケーションスタイルをバッジとして提示することで、利用者同士のコミュニケーションにどのような影響を及ぼすかを2つの実験から明らかにしました。

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受賞者からのコメント

藤原 未雪(mercari R4Dリサーチャー)

本研究の「相手に取ってほしいコミュニケーションスタイルをバッジとして提示してはどうか」というアイディアは、共同研究者であるAri Hautasaari先生と中條 麟太郎さんと雑談していた中から生まれました。私たちはこのアイディアをすぐ検証してみたくなり、2023年の初夏から秋にかけて実験や分析、原稿執筆に文字通り没頭しました。共同で研究するプロセスや議論は私をわくわくさせました。私たちの本研究に対する熱い好奇心がストレートに聴衆に伝わり「最優秀インタラクティブ発表賞」を受賞したのだと思います。私たちが見据えているのは研究の先にある社会実装です。バッジのデザインによって人間の行動を誘導させ、快適なコミュニケーションの場を作りたいと思っています。

Ari Hautasaari氏(東京大学 大学院情報学環・特任准教授)

私たちの共同研究プロジェクトは、藤原未雪さんと「あるべきコミュニケーション形式」を議論しながら生まれました。2023年1月にSlackチャンネルを立ち上げて、中條麟太郎さんもプロジェクトメンバーとして参加していただきました。この学際的なmercari R4D と東京大学 RIISEの研究者で、本共同研究プロジェクトの成果を初めて学会発表をした結果は、HCGシンポジウム2023の「最優秀インタラクティブ発表賞」を受賞されたことは大変嬉しく思います。これから国際的な研究と共に「あるべきコミュニケーション」を目指し、社会貢献まで成長できる研究であると存じます。

中條 麟太郎氏(東京大学 大学院学際情報学府・修士課程)

この度、mercari R4Dの藤原未雪さんとの共同研究における初めての成果がこのような形で評価されたことを、大変嬉しく思います。私とAri先生はHuman-Computer Interactionを専門としており、藤原さんは言語学のエキスパートです。一見すると、大きく異なる分野のように思えますが、今回の研究テーマはまさに、このような多様なバックグラウンドを持つ研究者たちが集まることによって、初めて生まれたものだと言えます。これは、mercari R4Dと東京大学RIISEの包括連携プロジェクト「価値交換工学」があったからこそ生まれたコラボレーションです。川原先生をはじめとして、サポートいただいている多くの方々に、深く感謝の意を表します。今後も、この度の成果も基にしながら、より良いコミュニケーションの実現に向けて、研究と社会実装の両面で邁進してまいります。

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