空気でふくらみ、持ち運べる?「poimo」とは
R4Dでは、東京大学 川原研究室・新山研究室との共同研究で、空気でふくらませることができるパーソナルモビリティ「poimo(ポイモ)」の開発を行っています。
「POrtable and Inflatable MObility」から名付けられた「poimo」。その名の通り、空気で膨らむため、人が持ち運べるほど軽く、また車体の柔らかさによる高い安全性が特徴です。パーソナルモビリティとソフトロボティクスの技術を組み合わせた、新しい電動モビリティであるpoimoは、そのポータビリティを活かし、公共交通機関と目的地をシームレスにつなぐ、ファーストマイル・ラストマイルモビリティとなることが期待されています。
本プロジェクトは2019年1月より東京大学とメルカリR4Dの共同で研究を開始しました。メルカリR4Dからはリサーチャーの山村が研究に参加し、日々poimoの改良や実験を行っています。
世界各国のメディアから注目を集めるpoimo
先日、電気・情報工学分野の学術研究団体であるIEEEが運営するウェブサイト、IEEE Spectrumにpoimoが掲載されました。
IEEE Spectrumの掲載後、イギリスBBCのウェブサイトでも取り上げられ、イギリスでの電動スクーター事情とともにpoimoの躯体特徴が解説されました。
その他、Dezeenというイギリスのデザイン・建築のウェブマガジン、US Gizmodo、イギリスタブロイド紙のDailymailなどでもpoimoが取り上げられています。
- Poimo is an inflatable electric scooter that can be transported inside a backpack | Dezeen
- Inflatable Electric Bike Fits in a Backpack | US Gizmodo
- Japanese researchers unveil INFLATABLE e-bike that weighs 12 pounds
今後のpoimoの発展について
この1年間、研究を進めてきたpoimo。今後のさらなる発展のために、
- 走行性能や利便性といった技術課題の解決
- poimoのニーズ検証・コンセプト検証
- COVID-19による非接触型配送の需要高まりを受け、自動運転・追従運転によるラストマイル物流の配送実証
といったテーマで研究を行っていきます。世界から注目の集まるpoimoが、街の中で活躍できるよう、引き続き研究開発や実証実験を進めていきます。
問い合わせ
本プロジェクトに関する問い合わせは、下記メールアドレスまでご連絡ください。
r4d[at]mercari.com ※ご連絡の際は[at]を@にご変更ください。