メルカリの目指す循環型社会を実現するには、移動に関わるテクノロジーが重要になります。また近年、新たな移動の概念としてMaaS(Mobility as a Service)が提案され様々なサービスが生まれており、ラストマイルモビリティに注目が集まっています。このような背景からR4Dでは安価にボディデザインの変更ができ、人・商品の移動どちらにも使える電動モビリティpoimoの研究開発に取り組んでいます。 poimoのインフレータブル構造のボディは、金属や樹脂といったこれまでのモビリティのボディ素材より軽く、移動に伴うエネルギー消費を減らし衝突安全性を高めることができます。poimoはメルカリに限らず人・商品のラストマイルの移動を担い、循環型社会、環境負荷低減へ貢献することを目標に社会実装に向けて実証実験に取り組んでいます。 ※poimoは株式会社メルカリの登録商標です。
poimoは、mercari R4Dと東京大学川原研究室との共同研究で生まれた、インフレータブル構造(空気圧により膨らむ風船構造)で作られた新しい電動モビリティです。現在はR4Dで研究と並行して社会実装に向けた改良を進めています。 ボディにインフレータブル構造を採用することで乗り心地を空気の量で変更できると共に、モビリティとして十分な大きさと収納性を兼ね備えています。普段はボディを小さくたたんでおき、必要な時に膨らませるという、これまでにない使い方が可能です。また布地を切り抜いて自由な形で製作できるため、カスタムメイドに適しています。 ボディのカスタマイズ性を活かし、普段や旅行先での移動に使うだけでなく、軽量な車椅子として使う、荷物の搬送に使うなど生活に寄り添ったインクルーシブなモビリティになることを目指しています。またソフトセンサを用いた誰でも使える操作インターフェースの研究も東京大学筧研究室と進めています。
Rei Sakura, Changyo Han, Yahui Lyu, Keisuke Watanabe, Ryosuke Yamamura and Yasuaki Kakehi ACM Symposium on Computational Fabrication Publication year: 2023
Rei Sakura, Changyo Han, Yahui Lyu, Keisuke Watanabe, Ryosuke Yamamura, Yasuaki Kakehi ACM Symposium on Computational Fabrication Publication year: 2023
香川 舞衣,辻村 和正,佐倉 玲(東大),山村 亮介(メルカリ mercari R4D),筧康明(東大) INTERACTION 2023 Publication year: 2023
Rei Sakura, Changyo Han, Keisuke Watanabe, Ryosuke Yamamura, and Yasuaki Kakehi. 2022. Design of 3D-Printed Soft Sensors for Wire Management and Customized Softness. In CHI Conference on Human Factors in Computing Systems Extended Abstracts (CHI EA ‘22). Association for Computing Machinery, New York, NY, USA, Article 192, 1–5.
Published: K. Watanabe, R. Yamamura, and Y. Kakehi. Extended Abstracts of the 2021 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI EA’21). Association for Computing Machinery, Yokohama, Japan. Publication year: 2021
林寛将,笹谷拓也,畑勝裕,山村亮介,川原圭博. 情報処理学会全国大会 2021. Association for Computing Machinery, 2T-03. Publication year: 2021
Published: H. Hayashi, K. Hata, T. Sasatani, H. Sato, R. Yamamura, Y. Seong, R. Niiyama, and Y. Kawahara. IEEE WPTC 2020. Association for Computing Machinery, Soul, Korea. Publication year: 2020
R. Niiyama, H. Sato, K. Tsujimura, K. Narumi, Y. A. Seong, R. Yamamura, Y. Kakehi, and Y. Kawahara. Proceedings of the 33rd Annual ACM Symposium on User Interface Software and Technology (UIST’20). Association for Computing Machinery, pp. 912–923, Virtual (previously Minneapolis, US). Publication year: 2020
林寛将,笹谷拓也,畑勝裕,山村亮介,川原圭博. マルチメディア,分散,協調とモバイル (DICOMO2020) シンポジウム. Association for Computing Machinery, 4A-2, pp.520-525. Publication year: 2020
Published: Hiroki Sato, Young ah Seong, Ryosuke Yamamura, Hiromasa Hayashi, Katsuhiro Hata, Hisato Ogata, Ryuma Niiyama, and Yoshihiro Kawahara. In Extended Abstracts of the 2020 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI EA ’20). Association for Computing Machinery, New York, NY, USA, 1–4. Publication year: 2020
mercari R4Dの研究員が様々な業界を経て気づいたこと
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Dal Giappone arriva Poimo, lo scooter gonfiabile che si infila in uno zaino
Will this inflatable scooter expand urban mobility?
Weird inflatable scooter is riding into the future