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YouTube動画の更新:価値交換工学で行なっている研究を紹介します

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メルカリの研究開発組織「mercari R4D」のYouTubeチャンネルにて、価値交換工学で行なっている研究を紹介する動画を公開しました。本企画では、ご本人にインタビューを実施し、研究について語っていただきました。

価値交換工学とは

2020年、株式会社メルカリ 研究開発組織「mercari R4D」と東京大学インクルーシブ工学連携研究機構(RIISE)は、包括連携プロジェクト「価値交換工学」を開設しました。

私達は、「価値交換」に関わるテクノロジーを、既存の学問の枠に囚われることなく幅広く研究することで、世界中の人々がフェアでスムーズな価値交換を行うことが可能な社会の実現を目指しています。

価値交換工学プロジェクト:https://www.riise.u-tokyo.ac.jp/

YouTube動画の紹介

今回は、9本の動画を紹介します。気になる研究があれば、いいね&チャンネル登録をよろしくお願いします!

モノと知識を循環させwell-beingを目指したい

ShareWelは「Sharing and reuse platform for well-being」の略で、大学内に眠っている遊休資産を有効活用するまたは促進するためのプラットフォームを研究開発するプロジェクトです。ShareWelでは、感性設計学、ヒューマンコンピューターインタラクション、経済学、ゲーム理論、ライフサイクルアセスメントといった多様な研究が企画されています。参加者全員がWell-beingを実現できるようなプラットフォームを目指して、今後、実証実験を進めていきます。

ShareWel web:https://sharewel.riise.u-tokyo.ac.jp/about/

インタビュイー:柳澤秀吉(工学系研究科 機械工学系専攻・准教授)、Ari Hautasaari(情報学環・特任准教授)、松下旦(経済学研究科 経済学専攻・博士課程)

テキストメッセージの吹き出しの形でより感情が伝わるように

SNSでメッセージを送る時、テキストだけで情報伝達すると送り手のいまの気持ちが伝わりづらく、受け手によっては怒っているのか悲しい、または皮肉を言っているなど意図とは異なる感情を感じ取られてしまうなど、なかなか伝わりにくいことがあります。スタンプや吹き出しという表現方法は効率的なコミュニケーションに繋がるのか、テキストメッセージと感情についてお話いただきました。

インタビュイー:Ari Hautasaari(情報学環・特任准教授)、中條 麟太郎(学際情報学府・修士課程)

中古品の消費価値を探ってサステナブルな消費行動を当たり前に

人々の消費行動を把握して、どのような方法なら中古品を受け入れて購入するのか、そして消費者が新品の代わりに中古品を使うことで、環境面ではどれくらいの環境負荷が削減できるのかといった研究を進めています。動画では、研究を進める思いについてお話いただきました。

インタビュイー:文 多美(工学系研究科 都市工学専攻・特任研究員)

AI技術で、さまざまな意見やアイデアを取りこぼさない社会へ

グループワークや話し合いのなかで、少数の意見が埋もれずにみんなの目に触れるように助けてくれるAI技術についてお話いただきました。AIが人に何かを強制するのではなく、AIが人を助けてあげるというような、人間とAIの関係が望ましいと考えています。動画では、研究事例を用いながら、実現したい社會についてお話いただきました。

インタビュイー:馬場 雪乃(総合文化研究科・准教授)

一瞬で立体になる折紙シートを技術開発。環境に優しいものづくりへの実現

どんな立体的な構造物も、一枚の折紙から作り上げるアルゴリズムやデジタルファブリケーション(デジタルのものづくり)の研究についてお話いただきました。一枚の折紙シートを熱するだけで、望みの立体になる技術開発によって、素材を無駄にせず、環境に優しいものづくりを実現できます。

インタビュイー:鳴海 紘也(工学系研究科 電気系工学専攻・特任講師)

片耳難聴者がコミュニケーションで苦労することない社会へ。片耳補聴者のためのメガネ型デバイスの研究開発

片耳難聴者には、聴こえない側から話しかけられても気づかない、音の方向が分からないなどといった課題があり、またそれらを解決してくれる補聴器はありますが、普及率はわずか4%にとどまっています。80歳を超えると9割の人が難聴になると言われています。誰しも年を取れば耳は聞こえづらくなるもので、多くの人にとって潜在的に共通する課題でもあります。

メガネ型デバイスという新たな選択肢についてお話いただきました。

インタビュイー:高木健(工学系研究科・博士課程)

居心地のいい美術館のレイアウトとは?数理最適化で人中心の都市計画・建築設計を捉えてみる

人の意思決定という部分を正面から取り扱った建築計画・都市計画を分析し、人の流動との融合という部分から、その施設を訪れた人たちが数理最適化により快適に過ごせる環境づくりの研究を行なっています。人同士がコミュニケーションしやすくなるような、人中心の建築設計・建築計画についてお話いただきました。

インタビュイー:本間 裕大(工学系研究科 建築学専攻・准教授)

声に出さなくても口の動きでスマホ入力できる 無声発話インターフェース

サイレントスピーチインタフェースとは、今までの音声インタフェースに対して、音声信号を使わずに人間の発話を解読していろんなデバイスをコントロールする方法です。ハンズフリー・ボイスフリーの入力を可能にすることで、人々の生活をスムーズにし、次世代のインターフェースとして社会に大きく起用されることが期待されます。

より効率的なコミュニケーションとしてのサイレントスピーチインタフェースについてお話いただきました。

インタビュイー:蘇子雄(学際情報学府・修士課程)

空気でふくらむ やわらかい乗りもの「poimo(ポイモ)」。誰でもいつでも使えるようなモビリティを目指して

インフレータブルなエアバッグ構造を有する柔らかいパーソナルモビリティ「poimo(ポイモ)」に関する研究と、でこぼこ道などの不整地やオフィスなどの狭い空間の中で自律走行する知的なナビゲーションをするための技術や、それを操作するための操作インターフェースに関する研究を行なっています。poimoのような乗り物が世の中に溢れてくると、怪我で悲しい思いをしない社会を作れるのではないかと考えています。

インタビュイー:山村亮介(R4Dリサーチャー)、亀﨑允啓(工学系研究科 電気系工学専攻・特任教授)

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